建設コンサルタントへの転職を考えているあなたは、こんな疑問がありませんか?
この記事ではあなたのそんな疑問がすべて解決できます。
企業ごとの会社概要、事業内容まで詳しく紹介していますので、あなたの転職活動の第一歩として、ぜひお役立てください。

「そもそも建設コンサルタントがどんなお仕事か知りたい」という方はまずこちらの記事を読んでね。


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建設コンサルタントの売上ランキング


早速ですが、建設コンサルタントの売上ランキングは以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 売上高 | 従業員数 |
---|---|---|---|
1位 | 日本工営 | 1,609億円※1 | 6,762人(2025.6現在)※1 |
2位 | 建設技術研究所 | 977億円※2 | 2,297人(2025.4現在)※3 |
3位 | パシフィックコンサルタンツ | 596億円※4 | 2,371人(2024.10現在)※4 |
4位 | パスコ | 585億円※5 | 2,838人(2025.3現在)※5 |
5位 | 国際航業 | 447億円※6 | 2,092人(2025.3現在)※7 |
出典:
- ID&Eホールディングス 財務・業績(2025.6決算)
- 建設技術研究所 決算ハイライト(2024.12決算)
- 建設技術研究所 会社概要
- パシフィックコンサルタンツ 会社概要(2024.9決算)
- パスコ 会社概要(2025.3決算)
- 国際航業 財務ハイライト(2025.3決算)
- 国際航業 会社概要
- 売上高・従業員数はグループ連結の数値を示します。
- 参照するデータは確認できるそれぞれの最新データであり、時期にばらつきがあります。



各社を詳しく見ていこう!
1位 日本工営


日本三大建設コンサルタントの一つに数えられる業界最大手企業。海外事業にも強く、世界トップクラスの実績を誇ります。
会社概要
- 本社所在地: 東京都千代田区麹町
- 資本金: 5億円(2023年9月現在)
- 従業員数:連結6,762人/単独2,046名(2025年6月現在)
- 設立年: 1946年
- 特徴:
- 河川・水資源、上下水道、交通・運輸など幅広い分野で国内・海外に展開。
- 特に海外コンサルティング事業で高い実績を持ち、日本の建設コンサルタントの国際的な地位向上に貢献しています。
- 近年はエネルギー、都市開発、PFI事業など多岐にわたる分野に進出。
事業内容
国内外におけるコンサルティング事業が主軸です。 河川・水資源、上下水道、農業農村整備、ダム・発電、交通・運輸(道路・鉄道・港湾・空港)、都市・地域開発、防災・砂防、環境、情報システムなどに関する調査、計画、評価、設計、工事監理、マネジメント等を手掛けています。
2位 建設技術研究所


日本三大建設コンサルタントの一角。河川・ダム分野に強みを持つ老舗コンサルタントです。
会社概要
- 本社所在地: 東京都中央区日本橋浜町
- 資本金: 約30億3千万円
- 設立年: 1963年
- 社員数: 連結 3,966名(2024年12月現在)/単独 2,297名(2025年4月現在)
- 特徴:
- 創業以来、河川・ダム分野で圧倒的な実績と技術力を誇る。
- 社会資本整備の高度化や国土強靭化に貢献。
- 防災・減災、環境、維持管理・長寿命化など、社会のニーズに応じた分野に事業を拡大しています。
- 東京証券取引所プライム市場上場企業。
事業内容
- ダム部門、河川・水工部門など、国土保全に関する分野に強み。
- 道路、交通、都市計画、上下水道、地質・防災、機械・電気設備など、幅広い社会インフラに関する調査、計画、設計、マネジメントを提供。
- ドローンを用いた調査やデジタル技術を活用したプロジェクトも推進しており、技術開発にも注力しています。
3位 パシフィックコンサルタンツ


日本三大建設コンサルタントの一つ。交通インフラ分野に定評があります。
会社概要
- 本社所在地: 東京都千代田区神田錦町
- 資本金: 8億2千万円
- 設立年: 1951年
- 社員数: 2,371人(2024年10月現在)
- 特徴:
- 交通基盤分野(道路、鉄道、空港、港湾)のコンサルティングで特に高い評価を得ています。
- 技術士をはじめとする高度な専門技術者を多く擁し、プロジェクトマネジメントに強み。
- 国内外で都市開発、環境、防災など多岐にわたる社会資本整備に貢献しています。
事業内容
- プロジェクト、国際、事業開発、マネジメント、交通基盤、国土保全などの事業分野を主軸とする。
- 道路、橋梁、トンネル、空港、港湾などの計画、設計、調査。
- 都市・地域開発、防災・環境保全、PFIなどの事業企画・マネジメント。
4位 パスコ


空間情報技術と建設コンサルティングを融合させた事業展開が特徴です。
会社概要
- 本社所在地: 東京都目黒区東山
- 資本金: 約87億6千万円
- 設立年: 1949年
- 社員数: 連結 2,838名(2025年3月現在)/単独 2,361名(2025年1月現在)
- 特徴:
- 創業は1949年。航空測量を起源とし、地理空間情報(GIS)のリーディングカンパニー。
- リモートセンシング、測量、GIS、建設コンサルタントの技術を融合し、社会インフラの課題解決を支援。
- インフラDXやAI・IoTの活用を積極的に推進しており、新しい技術を学ぶ意欲のある方に適した環境です。
事業内容
- 空間情報分野: 測量・計測(航空・水域・地上・3D測量)、リモートセンシング、GISデータ構築。
- 建設コンサルタント分野: 土木構造物の計画・設計、防災・環境保全に関するコンサルティング。
- システムソリューション分野: 行政支援システム導入保守、インフラDX支援など。
5位 国際航業


空間情報技術を活用したコンサルティングに強みを持つ企業です。
会社概要
- 本社所在地: 東京都新宿区西新宿
- 資本金: 67億9百万円
- 設立年: 1947年
- 社員数: 2,092名(2025年3月末)
- 特徴:
- 地理空間情報と技術を融合させ、防災・インフラ管理・環境保全・エネルギー分野など、多岐にわたるコンサルティングサービスを提供。
- 特に防災・減災分野や環境アセスメントに強みを持っています。
- 社会や顧客の課題解決に向けた「空間×情報」のアプローチを重視しています。
事業内容
- 空間情報・センシング: 航空測量、リモートセンシング、各種GISシステム開発。
- インフラマネジメント: 道路、上下水道、ダムなどの維持管理・更新支援。
- 国土環境保全: 防災・環境アセスメント、地下水・水文系コンサルタント。
- エネルギー業務: 洋上風力・風況観測関連コンサルタントなど。
建設コンサルタントの年収ランキング





建コンの売上ランキングはわかったけど、正直働く側としては平均年収の方が気になるな…



多くの人はそうだよね笑
続いては年収ランキングを見ていくよ!
建設コンサルタントの年収ランキング
建設コンサルタントの年収ランキングは以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|---|
1位 | 建設技術研究所 | 995万円※1 | 42.4歳※1 |
2位 | セントラルコンサルタント | 987万円※2 | 41.2歳※2 |
3位 | 日本工営 | 926万円※3 | 42.6歳※3 |
4位 | 八千代エンジニアリング | 840万円※4 | 42.0歳※5 |
5位 | NJS | 830万円※6 | 42.5歳※6 |
出典:
- IR情報 建設技術研究所(2024年時点)
- マイナビ2026 セントラルコンサルタント(2022年時点)
- 日本経済新聞 日本工営(2025.10アクセス時点)
- 八千代エンジニアリング 目で見る八千代(2023年時点)
- 就活会議 八千代エンジニアリング(2025.10アクセス時点)
- 日本経済新聞 NJS(2025.10アクセス時点)
- 参照するデータは確認できるそれぞれの最新データであり、時期にばらつきがあります。
1位、3位は売上ランキングでもランクインした建設技術研究所と日本工営であり、売上と平均年収はある程度比例することがわかります。
建設コンサルタント全体の平均年収は?
それでは、建設コンサルタント全体の平均年収はいくらぐらいでしょうか?
年代別の年収ランキングを下表にまとめました。
年齢 | 建設コンサルタントの平均年収※1 | 全業種の平均年収※2 |
---|---|---|
~19歳 | 298万円 | 112万円 |
20~24歳 | 381万円 | 267万円 |
25~29歳 | 501万円 | 394万円 |
30~34歳 | 536万円 | 431万円 |
35~39歳 | 654万円 | 466万円 |
40~44歳 | 630万円 | 501万円 |
45~49歳 | 681万円 | 521万円 |
50~54歳 | 690万円 | 540万円 |
55~59歳 | 722万円 | 545万円 |
60~64歳 | 608万円 | 445万円 |
65~69歳 | 511万円 | 354万円 |
70歳~ | 435万円 | 293万円 |
平均 | 597万円 | 460万円 |
出典:
- 厚生労働省「職業情報提供サイトjobtag」
- 国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
建設コンサルタントの年収は全体平均で597万円、ピーク時の55~59歳で約722万円となっており、全業種の平均年収を大きく上回ることがわかります。



建コン全体の年収も凄いけど、年収ランキングトップの5社がいかにすごいかわかるね!
建設コンサルタントで年収をあげるには?
建設コンサルタント業界で年収を上げるためには、専門性の向上と資格取得が極めて重要です。
特に以下の資格は、難易度が高く、取得することで年収アップや昇進・昇格に大きく影響します。
- 技術士: 建設コンサルタント業界で最も重宝される難関国家資格です。技術士を持つことで、案件の管理技術者や照査技術者となることができ、企業にとって不可欠な存在となります。多くの企業で資格手当の対象となり、年収が大きく上振れします。
- RCCM(シビルコンサルティングマネージャー): 技術士には劣るものの、管理技術者など同様の役割を果たせる資格です。技術士よりも難易度が低い分取得する人が多く、建設コンサルタント業界ではほぼ必須資格と言っても過言ではありません。
技術士の年収事情については、こちらの記事で詳しく解説しています。


「技術士ってそもそも何?」という方は、こちらの記事も参考にしてください。


建設コンサルタントのよくあるQ&A


- 建設コンサルタント大手5社は?
- 建設コンサルタントは激務ですか?
- 建設コンサルタントの将来性はありますか?
建設コンサルタント大手5社は?
建設コンサルタントの大手5社としては、売上ランキングで示した日本工営、パシフィックコンサルタンツ、パスコ、建設技術研究所、国際航業があげられます。
中でも、日本工営、建設技術研究所、パシフィックコンサルタンツの3社は、長年にわたり業界を牽引してきた実績から、「日本三大建設コンサルタント」として知られています。
建設コンサルタントは激務ですか?
一概に断定はできませんが、一般的に労働時間は全産業平均と比較して長い傾向にあります。
- 激務になりがちな要因: 公共事業の納期が集中する時期や、災害発生時の緊急対応などで、一時的に残業が増える傾向があります。
- 業界の変化: 近年、働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進により、残業時間削減や業務効率化に取り組む企業が増加しています。
また、建設コンサルタント業界にも「ホワイト企業」は確実に存在します。
建設コンサルタントのホワイト企業ランキングとホワイト企業の探し方については、こちらの記事で解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。


建設コンサルタントの将来性はありますか?
建設コンサルタントが「なくなる」のでは?といわれることもありますが、結論としては今後も残り続ける職業と言えます。
将来性が高いとされる理由は、以下の通りです。
- 社会インフラの維持管理・更新需要は今後も続く: 1970年代に集中的に整備されたインフラの老朽化が進んでおり、維持・補修・更新に関する需要は今後数十年にわたって安定的に存在します。
- 高度な専門知識が求められ希少性が高い: 計画策定や高度な設計、解析には、AIでは代替できない技術士などの高度な専門知識を持つ技術者が必要です。
- 公共事業は不可欠である: 国土の安全保障や国民生活の維持に、国や自治体による公共事業は不可欠であり、その専門家である建設コンサルタントの役割は揺るぎません。
- 官民連携などの新たな需要拡大: PFIやPPPといった官民連携によるインフラ事業が増加しており、事業企画やマネジメント能力を持つ建設コンサルタントの需要が拡大しています。
- 技術者単価は13年連続で上昇している: 国土交通省の制度改革により、**技術者の人件費(単価)**は年々上昇傾向にあり、業界全体の待遇改善が進んでいます。
これらの詳しい内容については、こちらの記事で解説しております。


建コンへの転職なら業界特化の転職エージェントを活用しよう!
建設コンサルタントへの転職を成功させるためには、業界特有の事情や企業ごとの詳細な情報を持つ業界特化の転職エージェントを活用することが最も重要です。
一般には公開されていない非公開求人や、企業の残業時間の実態、評価制度、面接の傾向などの詳細情報を入手できます。また、業界に特化した面接対策などのサポートも受けられます。
「建設業界特化の転職エージェントってどこがいいの?」とお悩みの方は、こちらの記事を参考に、あなたに合ったエージェントを見つけてみましょう。


また、「転職の進め方がわからない」という方は、まず全体の流れを把握することが大切です。こちらの記事で、内定・入社までの具体的なステップを解説しています。


【総括】建設コンサルタントの売上・年収ランキング
本記事では、建設コンサルタント業界の売上ランキングと年収ランキングを通じて、大手企業5社の詳細と、業界全体の待遇、そして転職のヒントを解説しました。
- 売上ランキング上位の日本工営、建設技術研究所、パシフィックコンサルタンツなどは、企業の安定性と大規模プロジェクトへの参加機会を示しています。
- 年収ランキングでも、日本工営等をはじめとする業界大手企業が上位にランクインしてます。
- 建設コンサルタントとして年収を上げ、安定したキャリアを築くには、技術士などの資格取得が極めて有効です。
建設コンサルタント業界は、社会貢献性の高い仕事であり、デジタル技術の進化と共に将来性も高い分野です。
本記事で得た情報を活かし、あなたの理想のキャリアを実現してください。